Charlotte Weekly 1996.08.04.号 通巻 第1号

Charlotte Weekly発刊にあたって

日本では、今年はひときわ暑い夏になっているようですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。アトランタオリンピックも参加国は過去最高、 アメリカのメダル獲得数も過去最高のうちに終わりました。日本は、残念ながら期待したほどは、メダルの獲得はできませんでしたが、野球やサッカ ーなど期待より実績の大きかった種目も出て、毎日のオリンピック報道からは、なかなか目が放せませんでした。

さて、私は、昨年10月からNorth CarolinaのCharlotteという、アメリカでは中規模の都市に家族を連れて住みはじめました。外国の異なる文化と、 直接に接して見ますと、いろいろな違いに気づいたり、また考えさせられることが多々あります。その一方、日本人も外国旅行をする人口はすでに年間 二千万人に近づこうとていますし、企業の海外進出と合わせて考えると、日本の国際化が名実共に進んでいるといえます。

その中で、日本人の行動は90年代に入って、大きく変わってきているように思います。ひとつは、日本の経済構造から来る「競争に勝つための構造」が インフラの問題で、限界に来ていること。もうひとつは、次の時代に対する技術、政策の具体的な手をどう打つかが決められない状況にあること、では ないかと思います。

昨年夏マイクロソフトのウィンドウズ95が出ましたが、現在こちらでの大きな動きは、インターネットを誰が支配するのか、その時マイクロソフト は生き残れるかというのが、真剣に議論されています。情報ネットワークも含めた国際化と技術の方向が、今後の経済活動、ひいては人類としての今後の動きの大きなポイントになっていることは間違いないようです。

今回、Charlotte Weeklyを発刊するにあたり、次の点に留意して皆様に、情報をお届けしたいと考えております。

1.私自身で見て感じた、異質な文化をお伝えして、日本人の国際化への一助とする。

2.インターネットで進む、「壁のない世界」への道のりを、できるだけ客観的にそして、正確にお伝えする。

3.こちらから無料でお送りする。

アメリカは、大企業が大幅な人員削減をする一方、次々と新しいビジネスを生み出しつつあるように思います。その新しいビジネスを生み出す発想の 基盤は何なのか、そして日本人はそれをどう受け止めるのか、このようなことを、きちんとしたデータでお送りできればと考えております。

Charlotte Weeklyはその名の通り、週一回発行いたします。当面は、パソコン通信とFAXでお送りいたします。インターネットの情報なども、実際に 私がアクセスしたもので、面白いものをご紹介できればと思っております。突然のお知らせで、多少驚かれたかもしれませんが、ここしばらくは、 アメリカからの情報をお受け取り下さい。

それでは、しばらく暑さも続きますが、お体にお気をつけください。皆様のご健勝をお祈りいたします。

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